5月
厚木市上依知O様邸の縁側サッシ交換工事 ②
開口部真ん中の柱を挟んで、幅1間半の窓が2つ並んでいるかたちです。
サッシ用の下地施工と加工が上手くいき、問題なく納まりました。


2カ所のサッシ枠、すべての障子を取付けて窓廻りの雨仕舞もしっかり処理し
完成です。
窓のガラスはペアガラスで今までの単板ガラスよりも内外気の熱が伝わりにくく
なりました。
窓、雨戸とも、開閉がスムーズになり、施錠もしっかりできるようになりました。

つづいて、こちらは縁側の内部です。
ここは、いつも近所の人たちが来た時に、ここに座ってお茶を飲みながら話をする場所によくつかっていらっしゃるとのこと。

床板は経年により色は黒ずんでいたものの、堅い木を使用していたことと、床下の通風が良かったのか50年近くの年月を経ても、歩いたときの浮き沈みなどの傷みは気になりませんでした。
今回の工事を期に、床もきれいにしたいという事で、この上に新しい床板を張ることになりました。
床板施工後

既存の床板がしっかりしていたので、そのまま上に新しい床板を張りました。
床材は、廻りの木部の雰囲気に合うように、「杉の赤身材、節有」の床板を
張りました。
床が高くなったことで、丁度よく、障子側の敷居との段差も解消されました。
仕上に、オーダーカーテンもご依頼いただきました。

カーテンの生地は奥さんに決めていただいたものです。
一見シンプルなデザインですが、さりげなく光沢のある花柄が入っていて
気品のある雰囲気のカーテンです。

つづいて、こちらは和室の床の間です。
床板が傷んで一部穴が開いてしまったようです。

極力、大掛かりな工事をしないように。
壁や床框をやり替えなくていいように。
床板だけを交換します。

大工さんの”腕”で見事、違和感なく修復できました。
縁側のサッシ工事が完了した後、O様が「施錠がしっかりできて、夜安心して寝ていられる」と仰っていました。